現場に配属する前や現場に出たばかりの頃って、正直とても不安じゃないですか?
図面の見方がわからない…、職人さんに気を遣うな…、上司に叱られないかな…。
でも安心してください。あなたの周りで活躍している上司や先輩方もあなたと同じ年代のときには、同じ気持ちを抱いていました。
この記事では、そんな不安を少しでも和らげ、「キャリアの土台」を作るために、若手がまず意識したいポイントをまとめました。
1. とにかく現場を知る
最初から完璧にできる人なんていません。上司もいきなり専門的なことを求めてくることは稀でしょう。まずは「現場を歩く・見る・聞く」ことが大事です。
- 職人さんがどう動いてるか観察する
- 朝礼や打合せのキーワードをメモする
- わからないことはそのままにせず調べる・質問する
知識は後からついてきます。最初は「気づくこと」が武器です。ガッツのある人・積極性のある人は、上司からしても「こいつには教えてやろう」という気になる人が多いです。
2. 信頼関係がキャリアのベース
現場は人で回っています。若手のうちは特に「人との関わり方」がカギ。
- 「お願いします」「ありがとうございます」をちゃんと言う
- わからないことは素直に聞く
- 知ったかぶりは逆効果
ちょっとした態度で「この子、ちゃんとしてるな」って思ってもらえます。
3. 小さなことから任せてもらう
最初から大きな仕事は回ってきません。
でも小さなことを確実にやるのが一番の信頼貯金になります。
- 写真整理や測量補助を丁寧にやる
- 工程の一部を任されたらやり切る
- 迷ったら必ず相談する
「任せたら安心」って思われたら、次のチャンスにつながります。
4. 学びは毎日の積み重ね
キャリアは一夜にして作れません。
- その日の気づきをノートに書く
- 先輩のやり方を真似してみる
- 余裕が出てきたら資格の勉強を少しずつ
ちょっとずつでも「昨日より一歩進んだな」って感覚を持てると成長が実感できます。
5. ミスをしたら必ず報告する
「どんなことも隠さずに、必ず報告してほしい。」
これは私が新入社員のときに上司に言われた言葉です。
みなさんは人間です。大きかれ小さかれいつか必ずミスをしてしまいます。そのときは隠さずに、まず先輩・上司に報告しましょう。
若手のうちはまだ知識も豊富ではありません。技術はまだまだです。自分でなんとかしようとする心意義は大事かもしれませんが、対処することはかなり困難でしょう。
また、すぐに報告すれば対処できたものの、後に大きなミスに繋がり、取り返しのつかない事になりかねません。
まずは、『ミスの内容の報告と謝罪』。この2つを徹底することで解決する可能性が大いに高まります。また、原因と対策がわかれば今後も同じ事象が起こるのを防げたり、もし起こってしまっても素早く対処できたりすることができます。
『報連相』という言葉をよく耳にすると思いますが、まさにそれです。必ず報告しましょう。
まとめ
若手現場監督がキャリアを築く最初の一歩は、
- 現場を知る
- 人との信頼を大事にする
- 小さな仕事をやり切る
- 学びを習慣にする
- 報連相を徹底する
この4つ。焦らんでいいので、一歩ずつ積み重ねていきましょう。
数年後には「お前に任せたい」って言われる監督になってますよ。