土木業界で働いていると、よく耳にする 『1級土木施工管理技士』 という資格。
この記事では、1級土木施工管理技士を取得することで得られる具体的な5つのメリットをわかりやすく解説します。
でも実際に取得するとどんなメリットがあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
1級土木施工管理技士とは?
『1級土木施工管理技士』は、国土交通省が認定する国家資格で、土木工事現場を統括できる技術者を証明します。
2級との大きな違いは「監理技術者」になれる点。これにより大規模工事や公共工事を受注・担当できるようになります。
1級土木施工管理技士を取得する5つのメリット
① 大規模工事を任される(監理技術者になれる)
監理技術者は1級保有者しか配置できません。
そのため、資格を持つことで会社が受注できる工事の幅が広がり、現場の責任者として活躍できるチャンスが増えます。
② キャリアアップ・昇進に直結
多くの建設会社では、現場代理人や主任技術者、管理職への昇進条件に『1級土木施工管理技士』が含まれています。
昇進ルートに乗るために必須のケースもあり、キャリア形成に欠かせません。
③ 給与・手当の増加が期待できる
資格手当として月額数万円の支給がある会社もあります。
また、責任ある立場を任されることで基本給や賞与アップにつながり、年収ベースで大きな差を生みます。
④ 転職市場で有利になる
建設業界は人材不足が続いており、1級土木施工管理技士を持つ人材は即戦力として高く評価されます。
転職活動で有利に働き、待遇改善を実現できる可能性が高まります。
⑤ 自己成長・マネジメント力の向上
試験勉強では施工計画や安全・品質・工程管理まで幅広い知識を学びます。
その過程で現場を俯瞰する力やマネジメント力が磨かれ、スキルアップにつながります。
資格取得に向けた注意点
1級土木施工管理技士はメリットが大きい反面、決して簡単には取得できません。
- 独学の場合、半年〜1年ほどの学習時間が必要
- 合格率は3〜4割程度と決して高くない
計画的に勉強を進めることが重要です。
👉 勉強法については、私がまとめた別記事「【一級土木施工管理技士】テキストと過去問で学習する効率の良い勉強法!」も参考にしてください。
まとめ
1級土木施工管理技士を取得するメリットは大きく5つ。
- 大規模工事を任される
- キャリアアップ・昇進につながる
- 給与・手当の増加
- 転職市場で有利
- 自己成長につながる
資格取得には時間と努力が必要ですが、その努力に見合うだけのリターンが得られる資格です。
土木業界で長く活躍するなら、ぜひ取得を目指してみてください。